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2006.12.03

『にごれる酒に妙理あり』

Pb280026
魏の曹操が禁酒令を出した時、人々は密造酒の

清酒を『聖』と呼び、濁酒を『賢』と呼んだという。

我が『賢人』は、壺の中で賢く発酵している。

後、二週間ほどで飲み頃だろうか、、

ところで、『にごれる酒に妙理あり、
        もって浮沈をなぐさめるにちかし』

と云ったのは、杜甫である。

どうも青木正児は杜甫があんまりお気に入りでは

無かったらしく、「中華飲酒詩選」で杜甫の酒の詩を評して

貧乏くさい飲みっぷりであり、貴人の宴に陪従して「残杯冷炙」

を嘗めて作ったものが多い、とバッサリ。

高島俊男も『ネアカ李白とネクラ杜甫』で、「(宴会で)杜甫は

すみっこに陰気な顔ですわっていて、ときどき上目づかいにみんな

の騒いでいるようすをチラチラ見」ながら、家では食えぬご馳走を

ひたすら食っていると、見てきた事のように書いている。

まあ、同時に頭には「このレンコンは旨い、、」なんて詩が浮かんで

きているらしい。

さて、武田泰淳が『杜甫の酒』という文章を書いている、、、

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