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2006.12.11

酒合戦、2

わが国の大酒の会で古くて有名なのは平安朝の頃、

宇多天皇の亭子院賜宴であるという。

時は延喜十一年夏、上皇の御意により宮中の名だたる酒飲み

が集まった。盃に印をつけ厳密に酒を盛り二十盃を限度として

盃を廻し始めたが、六七杯で満座は酩酊し、門外に倒れる者、

殿上に吐く者もいて、極めてみっともない有様とあいなってしまった。

最高十杯で乱れなかったは藤原伊衛ただ一人で、褒美として駿馬1匹

を賜ったという。最高十杯で優勝とは相当大杯であったのであろうと

推察されるが、平安朝の朝臣たちのことであるから酒飲みとは云え

お上品であったのであろう、と青木正児は馬鹿にしている。

しかし、大酒飲んでご褒美に馬1匹とは、、、、、

大酒飲むことも男の芸の一つではある。

さて時代は下がって江戸の酒戦は、先に述べた樽次と底深の戦いが

ある。文化年間になると太田南畝の『続水鳥記』により有名な

「千住の酒合戦」が行われた。

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