花の覚え書き4(沙羅双樹)
夏つばきの花は朝開いて夕べには散るはかない花。
近所の姫シャラも木の根元にはポトリと落ちた花が一杯。
可憐な花である。
祇園精舎の鐘の声と共に、平家物語の冒頭にある
沙羅双樹の花は、おごれる者は久しからず盛者必衰の理を
あらわす。釈迦が涅槃に入るや否や、時をたがえず白変して枯れた
という沙羅双樹は、夏つばきとは別種であったが、いつしか日本では
夏つばきが沙羅双樹としての扱いの栄誉に浴することになった。
福井県勝山の平泉寺にも沙羅双樹とされた古木がある。
『沙羅双樹しろき花ちる夕風に
人の子おもふ凡下(ぼんげ)のこころ』
与謝野晶子
芥川龍之介も沙羅の花が好きだったらしい。
『沙羅のみづ枝に花さけば
うつつにあらぬ薄明かり
消(け)なば消(け)ぬべきなか空に
かなしき人の眼ぞ見ゆる』
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はじめまして、名古屋の白兎こと稲葉忠雄と申します。次男の(中国茶)店の入り口に「夏つばき」の蕾が膨らんできました。そこで参考になるサイトを探していましたら、ここにたどり着き、良い写真と、良いお話を発見しました。店のHPの季節の便りの中に、貴サイトをリンクさせてくださいね。
Posted by: 白兎こと稲葉忠雄 | 2006.06.02 at 08:45 PM